関娘は安い酒。
このイメージを払拭することから始まった酒造り。
常務内田の想い
下関酒造に入って営業や酒造りを経験して、わかったことがありました。たまたま営業で入ったお店で、イメージが悪いことを知るのです。関娘は「安い酒」でした。
ただ、自ら蔵で酒造りをしたからこそ、うちの酒はうまいとわかっていました。大昔のイメージや、まだ飲んだこともない人たちから、変なレッテルを貼られていると知りました。だからこそ、格別にクオリティの高い日本酒をつくって、蔵のイメージを変えていこう。
そういう想いを込め、開発したのが、純米大吟醸の「獅道38(しど)」であり、純米吟醸の「蔵人の自慢酒」です。今まで蔵で造ってこなかった純米系の高級酒シリーズです。
リリース直後、「ロンドン酒チャレンジ」で「蔵人の自慢酒」が英国最高位のプラチナ賞に輝くなど、積極的に国内外の酒類競技会に挑むと、すばらしい栄誉が続きました。ここ数年の優秀な賞の受賞によっ て、蔵の力量は、客観的にも証明されたと思います。
私には「未だかつてない感動体験をすべてのお客様へお届けする」という目標があります。
なぜ今高級酒を醸して世界の競技会に出品し、賞の獲得を狙い続けているかというと、この目標のためには、下関酒造のブランドを世界中の方に知っていただく必要があるからです。まずは世界最高の一角となるためです。決して容易な道ではありませんが、次のステップへ進むための必須プロセスです。港街、下関から世界へ挑戦する我々の、フラッグシップ純米大吟醸「獅道 38」が本物の獅子となったとき、本当の意味で下関酒造は出発点に立ちます。
そして私の夢見るサービスを、すべての方にお届けします。我々はすでに走り出しています。どうか一緒に、下関酒造が贈る獅子奮迅の物語を楽しんでいただければ嬉しい限りです。
一献、酒でも飲みながら。